Amedios Conservatory
Art, Film and Music.
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廣安修像
SHUZO HIROYASU
*新しいユニットを始動しました。只今リニューアル中です!(2022/8/5)
「アニミズム」「虚空」「ポスト・コンテンポラリー」を軸に、近代以前の日本美術における精神性に根差しながら、新しい科学的知見からの視点などを接合し、未来的志向の風景画などを描く。
重厚な絵画性を持つ、セルの素材を使用する手法での切り絵アニメーションに関しては、
現在その技術を使うことができる世界でも数少ない作り手であり、最後の作り手となる可能性もある。
東京藝術大学大学院映像研究学科アニメーション専攻修了
慶應義塾大学経済学部卒業
米国San Framciscoで中学、高校時代生活する。San Francisco Conservatory of Musicでクラシックピアノも学ぶ。San Franciscoの空気感を愛し、San Franciscan Artistの変形種であると自身をカテゴライズしている。
Auspicious Arrangement 「吉祥」
*2019 Independent Tokyo 2019 審査員特別賞受賞(YUKI-SIS賞)より
"Animism" "Time and Space" "Post-Contemporary" are the keys of my art works.
"The Role of Art in sustainable society" is also one of my major interest and activity.
In the field of animation, one of the fewest on the earth who can still make frame by frame, cut-out animation by using "cels" with loose artistic style.
Graduated from Tokyo University of the Arts, Graduate School of Film and New Media Department of Animation (MA)
Graduated from Economics Department of Keio University (BA)
Currently working at National Institute for Environmental Studies, Japan. taking roles at creative designs in the field of Climate Change Adaptation. (since 2014-)
近年の仕事・活動など:
2021年 16th TAGBOAT AWARD入選 「Loose Conversations(4'33")」を制作。
2019年 秋元康作詞/プロデュース、美空ひばり(AI歌唱)「あれから」(日本コロムビア)
ジャケット・アート。日本コロムビア
マルシア「真夜中のささやき」「ALEGRIA」(日本コロムビア)ジャケット・アート
2019年 2019 Independent Tokyo 2019 審査員特別賞受賞(YUKI-SIS賞)
2018年 NHKみんなのうた「山鳩ワルツ」(うた クレイジーケンバンド)のアニメーション制作。
2009年 第1作目の「ちいさな音楽家」は、シカゴ国際児童映画祭に入選し、
米・豪の様々な児童映画祭やNational Gallery of the Art, Washington D.C.で上映される。
「社会の中でのデザインやアートの役割」をテーマのひとつとし、2014年より国立環境研究所に勤務し、ウェブサイトや環境をテーマにした啓発ツールなどのデザインに関わり、都心で暮らすことで得られる緊張感と、職場での豊かな自然の中で過ごす時間の中で、日々研鑽に努めている。
自然界に存在する声なきものの声に耳を澄ませ、ある時は視覚的に、ある時は音楽的に表現する。
Contemporary Art : 2019 Independent Tokyo 2019 審査員特別賞受賞(YUKI-SIS賞)
Illustration : 2009年CWCチャンス展ファイナリスト入賞
Animation : 2009年,2012年シカゴ国際児童映画祭入選、他
Last updated:Aug 5,2022
Films, Short Animation
NHK みんなのうた 「山鳩ワルツ」(うた クレイジーケンバンド)より 2018年放送
切り絵アニメーションという手法をベースに、どこか懐かしい雰囲気と少し不思議な奥行きを持った世界を作ってみたいと思いました。自然界に溢れる、声なきものの声のようなものを表せたらいいなといつも思っていて、作っているうちに、時々、空なのか、海なのか、森なのか、宇宙なのか、自分でも境界線のよく分からない世界に辿り着くことがあります。今回もこの曲に浸り、山鳩のことを想像していくうちに、いつの間にか、彼らがひっそりと、そして堂々と暮らす、そんな世界に導かれていきました。シュシュっと筆を走らせることによって生まれる自由さ、勢いを大切にした絵を描くように心がけました。大好きなこの曲の持つスピード感や、ワイルドでいて繊細に彩られたスイング感、グルーヴ感などにつながると良いなと思いました。「考える」ことを通り越えて、即興的に現れてきた部分も少なくないので、「感じる」ことでの楽しさを味わっていただけたら嬉しいです。(番組ホームページに寄稿した文章より)
「ちいさな音楽家」(2’33”)2009
第1作目のアニメーション作品。アート・アニメーションのちいさな学校の卒業制作として作成。
ささやかな祈りのようなものでも、それを発することにいよって、やがて大きなものにつながる、ということを描きたいと思った。
ベルリン国際映画祭の児童映画担当者からも高い関心を寄せられ出品要請を受けたり(しかし入選には至らず)、スミソニアン博物館群のワシントン・ナショナル・ギャラリー(国立絵画館)のファミリープログラムとして上映された。日本では、当時日本動画協会の理事長であった松本悟氏の厚意により、2014年アニメアワードの子供向けプログラム内で上映される。
一見、西洋的な画風でありながら、日本画の美意識に根ざすことを旨とした。その精神はその後の作品にも共通している。いずれ機会をあらためてこの動物たちの作品を作りたいと思っている。